モールス信号 再び

2月17日の記事で触れたモールス信号について、某N氏からメールで色々と情報を頂きました。ありがとうございます。
うむ、N氏がそういう方面にも詳しい人だったとは、灯台下暗しとはまさにこのこと。


で、そのメールにも書いてあったし、先程見たWikipediaの記事にも書いてあった、「和文モールス信号はイロハ順に欧文モールス信号を当てて作ったものが基本」という部分について検証。・・・ふむふむ、「イ」はアルファベットの「A」、「ハ」は「B」、「ニ」は「C」とそれぞれ同じなのか、って「ロ」はどこいったー!?
まぁ、ともあれ和文モールス信号は効率とか全然考慮しないで設計されたらしい、というのは間違いなさそうですね。


あと、N氏曰く、濁点の位置の問題は、上官と通信官の間の通信が紙に書いて行われたことに起因している模様。って・・・まあ、設計した人の気持ちは理解できなくもないですが、紙に書かれた濁音や半濁音の文字を一文字としてすんなり認識できるのは、濁点や半濁点がその付随する文字と極めて接近して書かれているからであって、一文字ごとに分かち書きを行うモールス信号で濁音や半濁音を後置式にするのはやっぱり筋悪ですよねぇ、と前置式の点字に慣れ親しんだ身としての心の叫び。今更こんなことを言っても詮無きことですが。