「児童ポルノ」と国会図書館

近頃、児童ポルノ禁止法の改訂*1で単純所持が違法化されるかもしれないということが例えばYahoo!ニュース辺りでも話題になっていますが、もし本当に単純所持が違法化されたら、国会図書館の蔵書の全チェックとかするんですかね。気が遠くなりそうな話ですけど、きっとするんですよね。満18歳以上であれば国籍を問わずどなたでも利用可能な、しかも国立の施設に、法に触れるヤバイ物を何の対策も無しに置いておくなんておっかないですもんね。
というわけで、もし本当に単純所持を規制するつもりなのであれば、国会図書館の中の人の苦労も考えて、徒に規制対象を広げすぎず、法律の専門家以外にも簡単に合法/違法の判断を下せるような客観的で明快な判断基準を提示していただきたいものです。

*1:全然本筋とは関係ないんですけど、私は法律の「改正」という言葉が嫌いです。この件に限らず、法律の変更内容が本当に「正しい」かどうかなんてわからないのに、何で「正しく改める」なんて言えてしまうんでしょう。