「中国国旗のみ掲揚 ウルグアイ元首来日も国旗なし」(産経新聞)

中国の副主席が来日したので敬意を表して中国の国旗を掲揚したらしいです。まぁそれ自体は人付き合いの一環としてよくあることだと思いますが、

鳩山由紀夫首相は同日、官邸で習副主席のほか、ウルグアイバスケス大統領との首脳会談にも臨んだが、「外交的配慮を相対的に勘案した」(外務省)結果、中国国旗だけの掲揚が決まった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000063-san-pol

同時にウルグアイの大統領も来日していたのに、そちらの国旗は掲揚しなかったのだそうで。一体何を考えてるんでしょうね。
そもそも相手がどこの国かによって表する敬意の量を変えること自体が嘆かわしいですが(北朝鮮ぐらい微妙な関係の国相手だったらまだしも、ウルグアイとそんなに仲悪いわけじゃないでしょうに)、まして中国側は「副」主席である一方ウルグアイ側は「大統領」、つまり国のトップでしょう?国のトップを歓迎する態度には見えませんよこれじゃ。
今回の態度はウルグアイに対して失礼であるのは勿論のこと、もしこうやって対応に差をつけなければ中国が怒ると思って配慮したのだとしたら、中国のことをそれだけ器の小さい国だと認識しているということになって、中国に対しても失礼な話であるはずです。こんな全方位に礼を失した判断を誰がどうして下したのか、誠に残念でなりません。ひどい話です。