「前置きで吐く嘘」に騙されやすい?

新年あけましておめでとうございます。


以前からぼんやりと考えていたことなんですが、話の前置き部分に嘘や間違いが混じっている場合、本論での嘘や間違いに比べて騙されやすい傾向があるんじゃないかなぁと思っています。


例えば、
「近年で一番の冷え込みであるこの冬を反映してか、暖かいアルマジロの着ぐるみが流行しています」
みたいな話を耳にした場合、「本当にアルマジロの着ぐるみは流行しているのか」とか「アルマジロの着ぐるみを着ると本当に暖かいのか」といった疑問を抱く人は多くても、そもそもの前置きであるところの
「この冬は近年で一番寒い」
という部分に疑問を抱く人ってあまり多くない気がするんですよね。だから、気象情報に詳しくない人がこういう話をたくさん聞くと、「ふーん、この冬は近年で一番寒いのか」と無意識のうちに信じ込んでしまうんじゃないかと思います。仮に、実際にはこの冬が近年一番の冷え込みではなかったとしても。


こんな風に、前置き部分に潜む嘘や間違いに対して鈍感にならないよう気をつけながら今年一年を過ごしたいなぁ、などと考えつつ正月休みを過ごしておりました。


今年も当ブログをよろしくお願いいたします。