「統計や確率の悲劇。」に対して大急ぎでツッコミを入れておく

my image ltd. -TOSHISM-を読んで。
色々と想像や連想をさせられる文章だったのですが、それらは後で書くことにして、今時間がないので特に気になった点だけツッコミを入れておきます。

あなたの上司が10年連続で利益を上げていたとしても、上司の実力をほとんど保障しません。まぐれかもしれません。

「みんな勘違いばっかり」で述べている他の四つの例についてはサンプル数が5個、5個、1個、1個ですから統計的に全然あてにならないというのはそれはそうでしょうが、上の例の場合、「10年間」という期間の重みはある程度評価した方がいいと思います。
もちろん、単なるまぐれである可能性は残りますが、「ほとんど保証しません」というのはやや過剰な表現なのではないでしょうか。


あと、引用部分に突っ込むのも野暮かとは思うのですが、「疑似乱数」と名の付く方法を使ったからといって生成される数列が「ランダム」であるとは必ずしも言えません。少なくとも、乱数生成の種を充分にランダムに選んでおくことは求められると思います。