「-ize」と「-ise」の件でISO標準文書を読んでみた

先日の記事に対する「しょ」さんのコメントより。

少し前に某所で国際標準の原稿を扱ったのですが、あそこではイギリス英語が標準語として使われているそうです。

http://d.hatena.ne.jp/MarriageTheorem/20081126/1227663081#c1227805271

それは知らなかったなぁと思い、早速ISOの標準規格文書を読んでみることにしました。一応情報セキュリティの研究所にいるということで、選んだのはISO/IEC 15408-1:2005 (Information technology -- Security techniques -- Evaluation criteria for IT security -- Part 1: Introduction and general model)ISOのサイトよりダウンロード可能です)。
まぁ「読んだ」というか単に文中にある「-ize」と「-ise」を探しただけであって、ISO標準文書をこんな不真面目な読み方した人も珍しいとは思いますが。


結果。
目次にOrganisation of ISO/IEC 15408という項目があったり、本文1ページの項目a)にもrecognisedorganisationalという単語があったりするので、やはり基本的にはイギリス英語準拠のようです。
ただ、同ページ下部(項目e)のさらに下)の段落にはgeneralizedという単語が使われていたりするんですよね・・・。単純なチェック漏れなのか、それともソースコードとコメントのような区分が実はあったりする(で、コメントについては綴りもそれほど気にしない)んでしょうか。


あと、ISO自体の正式名称はInternational Organization for Standardizationアメリカ英語風に綴るという不思議(件の文書だけでなくISOのサイトでもそうなっています)。文書の序文に記載されていたCommon Criteria Project Sponsoring OrganisationsではOrganisationsとイギリス英語風なんですが。