最近、量子力学の勉強中
「状態」と「観測」の関係について。
素朴に考えると、「観測装置」という箱に、ある「状態」にある物体なり粒子なりを放り込んだら観測結果が得られる、という捉え方をしてしまいがちだけれども*1、量子力学の場合、ある「状態」にある系に「観測装置」を突っ込んで動かすとどんな観測結果が出てくるか、という具合に「箱」と「箱に入れるもの」の立場を入れ替えて考えた方がどうやらしっくりくる模様。
で、「箱」について我々が知りえるのは結局のところ「何を入れたら何が返ってくるか」という対応規則だけなのだから、対応規則の等しい「箱」同士は同一視してしまおう、その同値類を「状態」と呼んで、件の対応規則をその「状態」の記述とみなそう、ということか。
なるほど、3mmぐらい前に進めた気がする。
*1:物理に疎いので、その捉え方がそもそも物理っぽくないのだ、と言われてしまう可能性もあるけれど