血液型性格判断における第三勢力?(追記あり)

先日書店で偶然見かけた、「裏」血液型がどーこーとか言っている本についてAmazonで内容紹介を調べてみたら

同じ血液型でも親の血液型の違いで性格がまるっきり変わる。本当の自分の姿がわかる全40タイプを徹底分析。

と書いてあったのですが、この主張から導かれる結論としては「本人の血液型だけではその人の性格はわからない」(だって、「親の血液型の違いで性格がまるっきり変わる」んですから)ということになり、即ちこの本は血液型性格判断否定派だけでなく肯定派に対しても喧嘩を売っているということになるのでしょうかid:T-3donさん。


本の中身は読んでいないのですが、分類総数がたったの40タイプということは、AA型とAO型やRh+とRh-のような細かい区別はしていないのでしょう。そう予想して試しにA、B、O、ABの4分類に従って(本人,父親,母親)の組合せ総数を数えてみたらピッタリ40通りになりました(2009年6月12日追記:血液型分類における特殊な条件を加味すると場合の総数が増えるようです。詳しくはid:wd0さんのコメントやトランスAB型とシスAB型 - Marriage Theorem 新居をご覧下さい)。
高校生向けの組合せ論の練習問題に丁度良い難易度(ただし血液型遺伝に関する予備知識が必要ですが)かと思いますので、興味のある方は挑戦してみて下さい。このサイズの問題なら力ずくでの全探査も可能でしょうが、見通しの良い解答を得るにはそれなりの手際の良さが求められると思います。