私見「範馬勇次郎っぽいキャラ」リスト

なぜ長編漫画は、範馬勇次郎ポジションを導入できないのか。 - HELLOGOODBYEを読んで。コメントしようと思ったのですが、奥深いネタなのでこちらで。


私なりに考えて思いついた別作品の「範馬勇次郎っぽい」キャラを、各項目の五段階評価およびコメントとともに順不同で記しておきます。

  • 実力・・・作中におけるキャラの実力の相対評価。作中での相対評価なので、「5なら範馬勇次郎と互角」という意味ではありません。
  • 言動・・・どのくらい傍若無人で我が道を行っているか。
  • 扱い・・・他の登場人物からの特別扱いの度合い。

カッコ内は登場作品名。なお、元記事やコメントで既に触れられているキャラ(例えば「天」の赤木しげる)は入れていません。また、そのキャラがその作品の主人公である場合(例えば「ゴルゴ13」)も、何か違うと思うので除いています。

鷹村守(「はじめの一歩」)
実力4、言動4、扱い4。言動に加えて熊を撃退するなど実力でもかなりのはじけっぷりですが、「世界戦で互角の戦いをしたり、ピンチにもなっている」「会長の言うことは結構聞く」「特別扱いではリカルド・マルチネスの方が上」という理由からそれぞれ減点。
塔矢行洋(「ヒカルの碁」)
実力5、言動3、扱い5。一見まともな人っぽく見えますが、引退後にアマチュアとして三星火災杯に出ようとしたり、世界デビュー戦後(しかも全勝)の息子をほっといて帰ろうとするなど、実は結構自由人です。なお、saiや緒方さんに負けたのは体調が原因、ということで不問。
マトリフ(「ダイの大冒険」)
実力3、言動4、扱い3。言動はともかく実力的には(他に化物が多いので)飛び抜けているわけではありませんが、メドローアを編み出したり、病気の身で元魔王と互角以上に渡り合うなどそれなりに特別扱いされているキャラと思います。
八宝斎(「らんま1/2」)
実力5、言動5、扱い4。実力の高さもさることながら、貧力虚脱灸の件や他人の子に「パンスト太郎」なんて名付けてしまう*1あたり、言動は「6」をつけてもよいかもしれません。
鬼丸真紀子(「無敵看板娘」)
実力5、言動2、扱い4。比較的常識人なおかみさんをエントリーさせるのは気が引けますが、主人公のバトルシーンを乱入強制終了させられる実力と説得力は他キャラと比べてもピカイチと思います。
松尾象山(「餓狼伝」)
実力5、言動5、扱い5。出典は板垣版から(他は読んでいないので)。文句無し、と思ったのですが、よく考えたら本家と同じ作者*2ですね。


予想以上に思いつきましたが、やっぱり本家と比べるとちょっと何かが足りない気がします。結局、「範馬勇次郎」を御することができる*3のはあの作者ならでは、ということになるのでしょうか。


あ、あと、元記事で名前の挙げられていた「ジョジョ」はある意味範馬勇次郎的キャラと極めて相性の悪い世界観の作品と思いますが、そこを敢えてそういうキャラを一人挙げるとするならば、ディオでも究極カーズでもDIOでも吉良でもディアボロでもプッチ神父でもなく、岸部露伴先生なんじゃないかなぁと思います。

*1:まあ、自分の子だったらそれはそれで問題ですが

*2:一応原作付きですが、あれは板垣恵介が作者と言っても大きな間違いではないですよね・・・

*3:御することができているのか、というツッコミは当然あると思いますが、それはまた別のお話