上から目線でこんばんは 〜出張ミニレポ〜

某シンポジウムで鬼怒川温泉に行ってきました。

  • 今回の個人的メインイベントは夜のワークショップ。上から目線(←物理的に)で2時間近く独演してきました。いやあ、あんなに高いステージの上で講演するなんて初めての経験ですし、これからもなかなか無いんじゃないでしょうか。
  • 昼間はシンポジウム、夜は自分の研究に没頭、ということで鬼怒川温泉に行ったにもかかわらず4日間で延べ2分ぐらいしか温泉に入りませんでした。
  • 大きなシンポジウムなのでパラレルセッションが5部屋同時に行われました。で、聴きにいくセッションについて、例年は比較的無難な選択をしていたのですが、今年は開き直って普段はまず聴けないようなマニアックな話題を重点的に選んでみました。そしたら(真面目な意味でもネタ的にも)かなり面白かったので、今後もその方針でいこうかなと思いました。
  • 初日に毎年恒例の若手向け入門講演があったのですが、今年は情報理論の入門講演のはずなのにやたら数学くさい講演が多くて、周囲の方々はともかく私としては非常に楽しく聴けました。あの講演を楽しむという点で会場中の3本の指に入っていたと思います。
    • 何しろ、フィボナッチ数とか関数の公理的特徴付けとかq-多項係数*1とかq-積とかq-微分とかフラクタル次元とかヤング図形とかがばんばん登場するんですもの。その筋の人間じゃない方々にはちょっと辛かったのではないかと。

*1:ただし、こっち側の人間が思い浮かべる代物とは別物っぽい