科学

数学博物館 in ギーセン(ドイツ)に行ってきた

しばらく前の話ですが、出張でドイツのギーセン(Gießen)市を訪れた際、現地にある数学博物館(名称:mathematikum)に行ってきました。面白かったので少々感想などを書きます。 mathematikumはギーセンの中心駅から歩いてすぐの所にありまして、わりと探し…

「当選確実」と"projected winner"

以前から取り上げている話題ですが、参議院議員選挙の前日ということで改めて書いておきます。 日本の選挙速報で用いられている「当選確実」という用語は、(正確な定義は各報道機関に依ると思われますが)概ね、出口調査の結果から統計的な推定を用いて「高…

「英語で発信する数理科学者たち」への一つのツッコミ

「英語で発信する数理科学者たち」という論文を読んで。 論文の本論であるところの、「日本の数理科学者は英語だけじゃなくもっと日本語で研究を紹介する文章を書くべき」という主張には大いに同意します。その上で、本論と直接関係はしないかもしれないもの…

「科学研究費補助金の一部の執行停止に対する反対署名」の募集が再開された模様

昨日の「事業仕分け」における科研費の仕分け結果を受け、先日ご紹介しました「科学研究費補助金の一部の執行停止に対する反対署名」が募集を再開した模様です。 現時点で募集期限が「2009年11月14日」となっているのですが、昨日見た際には「2009年11月13日…

「定理」は客観、「定義」は主観(追記あり)

http://d.hatena.ne.jp/depthwinter/20081123/1227431799について。もう一つニセ科学関連の話です。といっても話の本筋とはあまり関係がなくて、重箱の隅っぽい意見で申し訳ないのですが。 私にとっての「科学と宗教」の切り分けとは、つまるところ「客観的…

大地は水は嘘をつかないが、人は解釈で嘘をつく

「人間は嘘をつくが、大地は水は嘘をつかない」 - 地を這う難破船の話。「お断りしておくと、長くなりました。申し訳ありません。」と冒頭に断り書きがしてあったのを見て、「ブログで『長い』といっても高が知れているだろう」と思いつつ読んでいったら本当…